えっ、それも歯ぎしり? 知覚過敏を引き起こす歯ぎしりとストレスについて

2016.12.03

歯ぎしりには音がしないタイプもある! もしかして、あなたも?

冷たいものを飲んだり食べたりしたときに歯がしみて、思わず「うっ!」と顔をしかめたことはありませんか?
いわゆる知覚過敏です。歯がしみる原因のひとつで、歯を覆っている象牙質がなんらかの原因で露出して、そこに外部から刺激が加わると起こります。

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では、「なんらかの原因」ってなんでしょう?
これには加齢によって歯茎が下がるとか、歯ブラシのときの力が強すぎるなど、さまざまな答えがあります。
そのなかに、「歯ぎしり」もあります。

「歯ぎしりなんてしてない、家族や友人に指摘されたこともない」
いま、そう思った人もいると思います。

でも歯ぎしりには、音がしないタイプもあるのです。

<タイプ別 歯ぎしりの特徴>
・グラインディング:歯を擦りあわせてガリガリと音を出す
・クレンチング:歯を強い力でギューと噛みしめてしまう
・タッピング:上下の歯をカチカチとぶつけあわせる

そう、2番目のクレンチングというタイプの歯ぎしりは、音がしないのです。
寝ている間や何かに没頭しているときに無意識にこのタイプの歯ぎしりをしている人は、気づくと顎が痛かったり、頭痛がしたりすることがあるそうです。
歯に強い力が加えられるので、歯にひびが入ったり欠けたり、歯茎が下がってしまうこともあります。
眠っていると「これ以上噛みしめたらダメ!」というブレーキがきかないので、60kgもの強い負荷が加えられることもあります。
ひどくなると歯が割れて、虫歯でもないのに抜かなければならないケースもあるのだとか。

音がするタイプの歯ぎしりなら家族などから指摘されるので気づきやすいのですが、ギューと噛みしめるタイプの歯ぎしりは自覚がないのが特徴です。
知覚過敏がひどくなって歯医者に行って、はじめて、歯ぎしりによる歯や歯茎の損傷を指摘されて知る人が多いのです。

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そのような人は、対策として、就寝時にマウスピースを装着するように勧めらることが多いです。
マウスピースを装着しても歯ぎしり(噛みしめ)じたいは治りませんが、歯や歯茎や顎への負担を減らすことができ、その他の治療との相乗効果で知覚過敏が治まるからです。

歯ぎしりにはストレス発散効果があるらしい!?

人が歯ぎしりをする理由についてはいろいろと研究されていますが、ストレスが大きくかかわっているといわれています。
歯ぎしりという自分への攻撃によってストレスを発散し、心のバランスを保っているという話です。
だから歯ぎしりは、悪いことではないという考え方さえあります。
ただし歯が傷むのはもちろん良くないことなので、マウスピースを使って歯を守ろうというわけですね。

ストレスを上手に発散しないと歯がボロボロになるかも!?

起業したら会社員時代と違って、ストレスをあまり感じなくなるのではないか。
そう思っている人も多いのではないでしょうか?

自分が気に入ったレンタルオフィスを借りて自分が選んだ仕事をすればいいのだし、勤務時間だって自分で決めることができるのだから、ストレスなんて溜まらないのではないか。
ところが実際に独立してみると、やはりストレスはあるものです。もちろん、起業したらストレスと無縁になったという人もいます。
しかし、会社員時代は人間関係や望まない仕事がストレスになったけれど、起業したら資金繰りや決断をせまられるシーンの多さがストレスになっているという話はよく聞きます。
起業したからといって、誰もがストレスから解放されるわけではないのです。
歯がボロボロにはってしまわないように、意識してストレスを解消する工夫は必要だと思います。

知覚過敏を引き起こす原因は、溜め込んだストレスが誘発する歯ぎしりのほかに、噛みあわせの問題なども考えられます。
気になるようなら早めに歯医者さんに相談して、適切な治療とアドバイスを受けたほうがよさそうです。

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